水換え用 の水の作り方
魚をうまく飼育すると言うことは、いかにして魚にとっての好環境を維持出来るかであり、その形態は
飼育者それぞれにより様々な方法があります。飼育水を作るという作業は、水道水を日なたに置き
塩素を飛ばす、またハイポにより塩素を飛ばすと言う原始的な作業から、逆浸透膜(R/O)を使い、
強制的に純水を作るハイテクな作業まで、様々な方法があります。各作業にはそれぞれに、メリット、
デメリットがあり、飼育者はそれらをふまえた上で、自分にあったやり方をチョイスしてください。
・水道水を日向に置き塩素を抜く方法
メリット・・・・なんと言っても経済的!費用は水道代だけ。
デメリット・・作業が重労働である。一度に大量の処理水が作れない。水温の調整に手間取る。
・ハイポ・コントラ等の薬品を使い塩素を抜く方法
メリット・・・・経済的で、一度に大量の処理水が作れる。
デメリット・・塩素の中和が不十分な時が有り、飼育水が白濁する(濾過バクテリアの死亡)等の事故
が起きる事がある。化学反応のため、水質が変化する.
・浄水器を使い塩素を抜く方法
メリット・・・・使用期日さえ守れば、完璧に塩素を中和でき,水質そのものに変化はない。
デメリット・・浄水器により水圧がかかるため、給湯器、湯沸かし器による温度調整が煩わしくなる。
・逆浸透膜(RO)を使い塩素を抜く方法
メリット・・・・純水を作ることが出来、添加物により、好みの水質に調整することが可能である。
デメリット・・大量に出る捨て水。処理水の精製に時間がかかる事。総合的にコストパフォーマンスが
低い。
上記の4通りの方法のメリットとデメリットをざっとあげてみましたが、この中で飼育者が自分にあった水
質処理の方法を選択すればよいことであり、ただ単に、高価な機材を使用すれば飼育がうまくなると
言う物ではありません。現に当店では3の方式を使用していますが、日本に輸入されているほとんどの
アピストグラマの繁殖に成功しています。このことからも、当店が試行錯誤を繰り返し、たどり着いた結
果がたまたまこの方式であり、各飼育者が試行錯誤を重ね、飼育技術を向上させていくことが趣味の
充実につながる事になるのではないでしょうか。
濾過器について
濾過器については、各自、意見や悩みのつきない問題では無いでしょうか?そもそも濾過器と
は??????濾過とは魚たちの排出するアンモニアや食べ残しのエサによる有機物を、濾過器の
濾材に付着したバクテリアの力により、魚達にとって無害な硝酸塩にまで分解し、還元するシステムの
ことです。その形態はもっとも原始的な底面式から外部式密閉型フィルターまで様々あります。ここで
は、各フィルターの特徴について説明しましょう。
・底面式フィルター
水槽内に敷かれた砂利を濾材として使用する、もっとも古典的な方法。砂利の下に専用のプレート
を敷いたり、スポンジ・フィルターを合併させるやり方がある。
メリット・・・・水槽内の砂利を濾材として使用するので、コストパフォーマンスに優れている。また、砂利
を厚く使用することにより、他の濾過器に比べダントツの安定感を誇る。
デメリット・・濾過の目づまりを予測するのが難しく、崩れ始めると崩壊が早い。結果的に底面に不純
物を集めることになり、気づいたときに飼育魚が病気を発症している場合がある。
・投げ込み式フィルター(テトラ・ブリラントフィルターや水作エイトなど)
メリット・・・・簡易型濾過器とも言われるように簡単に設置できる。トリートメント水槽などでは管理が
楽!!
デメリット・・付着するバクテリアの絶対数が少ないため安定感に失ける。
・上部式フィルター
ポンプにより汲み上げられた水を水槽上部に設置された濾過漕により濾過する方法。
メリット・・・・今日本で最も普及している濾過器のため、コストパフォーマンスが異常に高い。
デメリット・・水槽上部が半分覆われるため、照明の設置に制限が出来る。Co2がバッキされるため水
草水槽での使用は不向き。多くの場合、ポンプの流量と濾過漕の大きさが比例していないのでバクテ
リアの絶対数が少ない。
・外部式密閉型フィルター
エーハイム、フルーバル等に代表されるヨーロッパでは一般的な方式。
メリット・・・・類い希な接続方法の多様さにより、様々な使用法が出来る。濾過漕の掃除さえ行わな
ければ、現在、市販されている濾過器の中ではダントツの安定感がある。Co2をバッキしないので、水
草水槽では威力を倍増させる。
デメリット・・プライム等のロープライスな製品の登場により、価格的な問題も解決され、強いてあげる
ほどのデメリットは存在しない。
以上、4通りのろ過機の説明をしましたが、水換え用の水の作り方コーナー同様、各飼育者が自分
にあったやり方をチョイスしましょう。ちなみに、繁殖用水槽、稚魚の飼育水槽、ストック水槽、水草水
槽など使用目的の違いにより様々なフィルターを使用することがベストといえるでしょう。
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